どっちが手厚い?スタートアップと大手それぞれの 福利厚生 の実態

2023年1月12日

こんにちは、てんこです。

今日はスタートアップの 福利厚生 について、大手企業(東証一部上場企業)と比較してお話ししていきたいと思います。

この記事の対象者
  • スタートアップの福利厚生について知りたい方
  • 大手企業と比較したときのメリットデメリットを知りたい方

てんこが経験した大企業の 福利厚生

もうスタートアップ歴の方が圧倒的に長いてんこですが、実は企業経験5社のうち、1社だけ東証一部上場企業に勤めていたことがあります。

てんこの転職の軌跡に興味のある方はこちらも読んでみてね。

https://startupjobchange.com/jobchange/

大企業の福利厚生について、退職金制度はもちろんですが、何よりすごかったのは家賃補助でした。

会社が借り上げ社宅を持っていたため、従業員はそこに数千円で住むことができました。
部屋は1Kかつ都心ではなかったので相場家賃は5万円前後でしたが、それでも破格ですよね。

てんこ

大企業の資本力、恐るべし。

同じく大企業に勤めるてんこのお友達の会社も、家賃補助が手厚く、その会社の場合従業員は好きなマンション・部屋を自分で選ぶことができ、諸条件はあるもののその家賃の約6割を会社が負担してくれるというものでした。

あとは、出張手当が日当で出たり、資格を取得すると奨励金が出たりしました。
他は、企業年金もあったかな?

もちろん退職金制度もありましたので、順当に勤め上げて無事に定年を迎えれば、2~3,000万円くらいの退職金はもらえるシステムになっていました。

会社の制度も日々進化していくので、現在当時勤めていた会社の福利厚生がどう変化しているかはわからないですが、当時感じていた大手企業の福利厚生で素晴らしいなと思ったのは

大手企業の福利厚生
  • 手厚い家賃補助
  • 退職金制度

の二つかなと思います。

最近では、NTTなどの大手企業も働き方が自由になって、勤務地が自由になったり、出社は出張扱いになってきたりしていますね。

製造業やサービス業など、なかなかリモートが導入できない職種もありますが、全国、全世界、どこからでも仕事に従事できる世の中の仕組みが進んでいけばいいなと思います。

では一方で、スタートアップの福利厚生はどうでしょうか?
てんこが経験した4社のスタートアップから、いくつか紹介していきたいと思います。

てんこが経験したスタートアップの 福利厚生

てんこが経験してきたスタートアップでの福利厚生をまとめてみました。

スタートアップの福利厚生
  • 働く場所の自由(出社義務なし)
  • 働く時間の自由(フルフレックス、コアタイムなし)
  • 有給休暇無制限
  • 資格の取得支援(5,000~10,000円/月)
  • リモートワーク支援金(5,000~10,000円/月)
  • PC、ディスプレイの支給
  • 出社は出張扱い
  • 社内メンバーとの交流のための飲み会補助(5,000~10,000円/人・回)
  • 産休・育休の給料全額補填(国からの補助が満額ではない分を補填)

こうやって洗い出してみると、結構手厚いですね。

基本的に、スタートアップにはほぼ退職金制度はないと言っていいでしょう。
てんこも4社経験しましたが、その中で退職金制度があった企業は一社もありません

これがいいか悪いかは個人の見解によると思いますが、てんこ的には新卒で入社した会社で定年まで勤め上げる人が少なくなった昨今の情勢では、退職金制度は従業員にとってもはやメリットはないのかなと思います。

基本的に、退職金制度が導入されている会社では、その分月々の給料が抑えれており、いわば会社が給料から天引きで行ってくれている積立のようなものと考えていいと思います。

なので、スタートアップと大手企業の給料を見る際は、大手企業の給与提示には退職金の天引き分があることを加味してもらうのが良いと思います。

さて、話を戻しますが、最近のスタートアップの福利厚生制度はかなり進化しています。

数年前に流行したコロナの影響もあって、世の中は一気にリモートワークが浸透していきました。
特にてんこのいるIT業界ではその広がりは顕著で、周りのIT企業はいずれもリモートワークを採用しており、フルリモートは少ないですが週2、3でリモートワークを導入している企業は本当に増えました。

入社した時から全てが導入されていたわけではないですし、1社だけのことではないので入社する会社によるといえばそうなのですが、スタートアップというまだ創業して間もない企業であっても、これだけ制度を整えていくことができているというのが驚きだと思います。

因みに、これだけ制度が整っているなんて天国のようですが、従業員に上記のような自由を与えるということは、その分パフォーマンスに対する責任もしっかり背負うことを求められます。

つまり、成果には非常に厳しい評価がなされます

「君、パフォーマンスあんまりだね。」となれば、光の速さで上司から指導が入り、改善が見られない場合普通にクビになります

こういった厳しさもあるので、新卒でスタートアップに入社することをてんこはあまりオススメしていません。右も左もわからずにいきなり社会に出て、実践的なトレーニングも積めずにこんな戦場に放り出されたら野生の虎になるか野垂れ死にするかの2択だと思います。

基本的に、まともなスタートアップは新卒採用をしてないので、正社員数が50人超えてない状態で新卒採用しているスタートアップがいたら黄色信号です。野生の虎になる自信のある人だけ、門戸を叩いてみてください。