てんこの金無し暗黒時代と年収V字回復の軌跡

2023年1月13日

こんにちは、てんこです。

スタートアップに転職する際、年齢とポジションによっては、大幅な年収ダウンを受け入れるか否かの選択を迫られることがあります。

てんこも2回目の転職時に、大幅年収ダウンを経験しましたので、本日は スタートアップへの転職で唯一年収ダウンを受け入れ、そこから約2年の金なし暗黒時代をどう乗り切ったのかお話ししていきたいと思います。

金なし暗黒時代への幕開け

当時のてんこは精神的にかなり参っていました。

統括していたチームの売上は毎月記録更新を続け、順調に進んでいたにも関わらず、経営層との愛大に深く跨る埋まらない溝に、頭を悩ませてやる気が遠のきそうになっていました。

てんこ

このままここに居続けたら、さすがのてんこもたぶんメンタルやっちゃうな〜

てんこの中のてんこがそう叫んでいたので、気づいたときには社長に退職届を叩きつけていました。

仕事というよりも当時の会社(と経営陣)の倫理観が希薄すぎて、一刻もはやく会社との関わりを断ちたかったので後先考えずにこんな暴挙に出てしまったわけですが、

仕事柄いろんな人と繋がりがあったので「今の会社辞めるんだ〜。」的な話を飲みの席でしていたら、「じゃあうちこない?今シニアの営業探してて。」と言われ、あれよあれよという間にその会社の役員・社長に会って「You イイね!即決!」みたいな感じで次のスタートアップが決まってしまいました。

このとき、しっかり他の会社も見て転職活動をすれば良かったのですが、当時のてんこにはそこまでの気力もなく

入社を切望されて働くことは幸せなことだ

と、まるで彼氏に大事にされず別れを決意した傷心中の女が、熱烈にアプローチをしてきたよく知らない男性からの告白を受け入れてしまう、みたいなことをしてしまい、内定受諾書にサインしてしまいました。

みなさんもうお分かりだと思いますが、この決断がてんこの金なし暗黒時代への幕開けとなってしまったのです。

なぜなのか?

  • 年収を大幅に下げるオファーだったのをろくに交渉もせずに受け入れてしまった
  • 家賃相場が1DK7万ぐらいの地域から1DK12万くらいの地域に引っ越すことになった

このダブルパンチで死にかけました

年収を7割まで下げたのに家賃ほぼ倍額って、可処分所得が半分以上減った計算になります。

引越し費用や諸々で元々雀の涙くらいしかなかった貯金は底をつき、一度上がってしまった生活水準はなかなか下げることができず、入社して3ヶ月くらい経ったときに上司とのFB面談があり

よくやってくれてるけど、てんこさんの給与はうちの平均水準よりかなり高いからなぁ〜
もうちょっとトップライン伸びてきたらね、もっと還元もできると思うよ!

みたいなことを言われ、成果を出して下げた年収を1年で取り戻そうと思っていたてんこは悟りました。

これ絶対給料上がらんな。

このままでは破産してしまう。
本腰を入れて対策を考えることになりました。

下がった年収の補填策

まずてんこがやったこと、それは自分が今持っているアイテム(経験やスキル)は何があって、自分の制限は何か、洗い出しました。

てんこのアイテム

  • 営業力
  • 営業力を証明する実績
  • 大手企業役員、経営企画部門とのつながり(人脈ですね)
  • 交渉力

てんこの制限

  • 平日は本業がある
  • 土日はちゃんと休めないと死ぬ
  • 現場にいかなければならないなど出社義務がある系は無理
  • お酒はビジネスで飲みたくない(お酒の席での接待はNG)

ここから導き出された答えは、「営業代行」でした。それも、自分が売るというより、キーマンを紹介する紹介業に近いものです。

スタートアップは、会社ができて間もない、かつ働く人材の年齢が若いこともあり、特に大手企業とのコネクションは皆無に近く、そのほとんどは株主からの紹介や顧問契約をしている顔の広い人にお願いをして顧客を紹介してもらっています。

思い返してみれば、辞めたスタートアップでてんこも会社が顧問契約をしている代理店のおじさんと一緒によく外回りをしていました

たとえてんこが営業に同行ができなくても、スタートアップがターゲットとしている企業のキーマン、意思決定者を繋ぐだけでも、スタートアップにとっては大変価値があるのでそれに対価を払ってもいいと考えています。

これだ!と思ったので早速営業代行を探しているスタートアップはないか、ググってみました。

「営業代行 副業」。ポチ。

そうするとめっちゃ出てくる、営業代行会社が。

てんこ

違う、そうゆうんじゃない。
てんこは営業代行で独立したいわけでもないし、時間的制約もあってアポ調整までしかできない。

さらにぽちぽち言葉を変えて色々検索していると、やっと出てきました!

その名もSaleshub

こちらのサービスは、営業支援のプラットフォームで、企業が紹介してほしい顧客の会社及び部署を広告のようにSaleshubに掲載しており、アポセッティング1件数万円成果報酬で数十万円、などが書かれています。

マジでぴったりすぎてビビりましました。
みんな考えること一緒なのね。

早速登録しました。
Facebookアカウントで登録できるので非常に便利

そして、どうやって紹介希望の企業を探すか?

企業はどういった部門の人を紹介して欲しいのか記載しているので、てんこがコネクションのある「役員」や「経営企画」などをこの検索窓に入れて探しました。

検索結果に企業一覧が出てくるので、この会社なら応援したいな、と思う企業を選んで面談申し込みをしました。
実際のやり取りがこちら。

ここで注意なのが、仮にも自分の知り合いにサービスを紹介することになるので、手当たり次第にアポを打診するのはオススメしません。その知り合いとの信頼関係に亀裂が入ります

ポイントは「この会社なら応援したい」とちゃんと思える企業かどうか。

紹介業というのは少なからず、人脈をお金に変えている側面がありますので、その点に十分に留意し企業を選びましょうね。

てんこはこのSaleshubのおかげで、営業代行の対価として報酬を受け取り、なんとか金なし暗黒時代を乗り切りました。

ありがとう、Saleshub

余談ですが、前提としててんこは、この金なし暗黒時代に勤めていたスタートアップは入社3ヶ月の時点でそう遠くない未来に転職し、年収水準を元のベースに戻すと決めていました。


なので、営業代行もあくまで本業の補填として短期でやると決めていたので、2年弱で次の転職に成功し年収も戻せたので現在は利用していません。

令和の現代は副業も盛んになってきているため、Saleshubやその他副業プラットフォーム系のサービスもたくさん市場に出てきました

Saleshubは営業支援に特化したものになっていますが、文章を書くのが好き、コーディングスキルがある、絵が描けるなど、あのCMでお馴染みの「得意を売るならココナラ」でお馴染み、ココナラという副業支援プラットフォームもあります。

スキルと制限の棚卸しをして、皆さんにマッチしたサービスを活用してみてくださいね。